コラム

7つの精神的刺激から起こる症状

7つの精神的刺激とは!?

東洋医学では7つの精神的刺激(=七情)により、体の不調などが引き起こされると考えられています。

その七情とは「怒り、喜び、思い、憂い、悲しみ、恐れ、驚き」です。

これらの感情は、体へどのような影響を及ぼすのでしょうか?

・例えば、激しく怒るとカーッとなって顔が赤くなります。これは気が逆上しているからです。

肝の状態が乱れていると、イライラしがちになり、腹をたてやすくなります。

・考え込んだり、恋煩いが強くなると、食欲が無くなります。

・急激に喜び、笑いが過度になったりすると、嬉しくて気がゆるみやすくなります。

・憂鬱な気持ちや悲しみが続いたとき、元気がなく、ひどくなると生きる気力がなくなったりします。

・恐れとは恐怖心であり、過度の精神的な緊張から起こると考えられています。

突然驚かされてギョッとする刺激を過度に受けると「腎」を傷つけます。

また「腎」の気が不足していると、恐れやすく驚きやすくなります。

心と体はつながっています。

「心」と「体」にはつながりがある事を分かりましたでしょうか。

東洋医学では、心の状態も体に影響がでる原因として捉えています。その逆もまた然りです。

体だけでなく、心もセルフケアも大切にしたいですね。

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この記事を書いた人

一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会 代表理事
銀座ナチュラルタイムグループ 総院長
現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。

経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。

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