7つの精神的刺激とは!?
東洋医学では7つの精神的刺激(=七情)により、体の不調などが引き起こされると考えられています。
その七情とは「怒り、喜び、思い、憂い、悲しみ、恐れ、驚き」です。
これらの感情は、体へどのような影響を及ぼすのでしょうか?
・例えば、激しく怒るとカーッとなって顔が赤くなります。これは気が逆上しているからです。
肝の状態が乱れていると、イライラしがちになり、腹をたてやすくなります。
・考え込んだり、恋煩いが強くなると、食欲が無くなります。
・急激に喜び、笑いが過度になったりすると、嬉しくて気がゆるみやすくなります。
・憂鬱な気持ちや悲しみが続いたとき、元気がなく、ひどくなると生きる気力がなくなったりします。
・恐れとは恐怖心であり、過度の精神的な緊張から起こると考えられています。
突然驚かされてギョッとする刺激を過度に受けると「腎」を傷つけます。
また「腎」の気が不足していると、恐れやすく驚きやすくなります。
心と体はつながっています。
「心」と「体」にはつながりがある事を分かりましたでしょうか。
東洋医学では、心の状態も体に影響がでる原因として捉えています。その逆もまた然りです。
体だけでなく、心もセルフケアも大切にしたいですね。