経絡リンパマッサージ協会

経絡リンパマッサージとは

経絡とリンパの双方の流れをよくすることができる
経絡リンパマッサージにより、自然治癒力が引き出され、体の深部から健康になります。

図経絡リンパマッサージは、自然治癒力を最大限に引き出し、体を健康で美しい状態に導いていく最新のマッサージ法で、西洋医学の概念である「リンパ」への処方(リンパマッサージ)に、東洋医学の概念である「経絡(けいらく)」への処方(つぼ押し等)を加えたものです。東西両医学の理論と技術を組み合わせることにより、自然治癒力を最大限に引き出し、体の深部から健康になることで、不調を緩和し、病気の予防や美容の維持、ダイエット等の健康維持が可能となります。

経絡やリンパの流れが滞ると、むくみや痛み、コリ、疲労、体調不良、免疫力の低下等の症状が現れます。経絡リンパマッサージは、「経絡」と「リンパ」の双方に共通する「流れ」に着目し、その流れを改善していきます。これにより、全身のバランスが整えられた結果、血行の促進と免疫機能の改善がなされると共に、体に溜まった余分な水分や老廃物等を排泄し、体の内側から健康でキレイな体を取り戻すことができます。

また、本来の健康を取り戻し、不調を改善する効果のある経絡リンパマッサージは、健康的な体を維持する病気の予防法でもあります。体が正常な状態になれば、骨格にあった無駄の無いボディラインになり、肌ツヤも良くなる等、美容面での変化も現れます。経絡リンパマッサージは、不要なものが滞らず、流れの良い健康な体を維持することを目的としているため、病気の予防から、美容の維持やダイエット等まで、健康の維持に幅広く対応できる自然の療法なのです。

※東洋医学の概念において大切な3つの要素があります。気・血・水(津液)です。これらは、体内を流れる生命エネルギーの基本的な要素で重要な役割があります。
気(き): 気は、生命活動を支えています。人体のエネルギー源であり、病から守るための抵抗力・各臓腑の整理活動など、体の機能を維持しています。
血(けつ): 血は、生命活動を維持するために必要な栄養素を体の各部に運び、臓腑・組織・器官を栄養します。また、精神活動の源にもなります。
水(すい): 津液(しんえき)とも呼ばれ、人体における水分の総称です。体の各部位を潤いを与え、臓腑を栄養します。不足するだけでなく停滞することでも臓器の機能に影響を与えます。

経絡とは

東洋医学の概念である経絡とは、気血の通り道として考えられており、臓腑(ぞうふ※1)と体表とを結んだ、全身に分布するルートのことを表します。経絡には、全身の臓腑を相互に接続して輪のように流れる12本(※2)と、任脈(にんみゃく※3)と督脈(とくみゃく※4)を合わせた14本があり、全身に網目のごとく分布しています。

例えば、ある内臓に異常や不調があれば、経絡上の経穴(けいけつ※5)に反応が出ます。この場合、この経穴を刺激することにより、各臓腑に刺激を伝えることができ、全身のバランスを調整することができます。一方、この逆の場合もあります。例えば、体表に強風や寒気等の外邪(がいじゃ※6)の侵入を受けると、経絡を通じて体の内側に変調を来たします。その最も代表的な例を風邪と呼んでいます。

経絡の中を流れているのは、気血というエネルギーです。この気血の巡りが良くなると、血行が促進されることや、免疫機能が改善されることにより、健康的な体を取り戻すことができます。つまり、気血の流れが良い、滞りの無い体を健康と言うことができます。

以上、経絡とは、生命活動を維持するためのエネルギーの通り道であり、体内における気血の循環のバランスを良くすることで、症状の改善や、病気の予防が可能となります。

イラスト
  • 内臓のことを表します。
  • 正経十二経脈と呼ばれています。
  • 奇経に属する体の前正中線を流れる経絡のことを表します。
  • 奇経に属する体の後正中線を流れる経絡のことを表します。
  • ツボのことを表します。
  • 外から人体を侵す邪気のことを表します。

リンパとは

図リンパとは、西洋医学の概念で、静脈に沿って全身に隈なく張り巡っているリンパ管と、その中に流れるリンパ液、そして、首周辺や脇の下、股関節、膝裏等の関節部に存在するリンパ節を総称したものです。毛細血管から漏れ出た液体成分は、体内の細胞間を埋める間質液(かんしつえき※1)となります。この間質液を集めて血管に戻すのがリンパ管の役割であり、リンパ管内に取り込まれた血漿成分(けっしょうせいぶん※2)やリンパ球等を含んだ間質液をリンパ液と呼びます。リンパ節は、フィルターの役割を持つリンパ液の関所で、体に害を及ぼす病原菌やウィルス等を無毒化して、それらが全身に廻らないようにしています。

このように、リンパには、体内に侵入した異物を体から守る免疫系のシステムとしての働きがあります。また、日常の代謝活動によって生成された、体に溜まった老廃物を回収し、余分な水分と共に体外へ排泄するという、体の浄化システムとしての大切な役割も担っています。

リンパの循環システムには、心臓のようにポンプで送り出す仕組みが無く、大抵はリンパ管周囲の収縮によってリンパ液の移動が行われます。つまり、リンパの流れを改善する方法は、自分自身で運動することにより筋肉の収縮を発生させる他にも、体外からの外力によってリンパを押し流すことができます。

リンパは、足の指先や手の指先の末端から心臓に向かって、一方通行で流れています。そのため、マッサージの際は、この流れに沿うように行うことが大切です。リンパ液の流れを良くし、体の滞りを無くすことにより、健康的な生活を送ることができます。

  • 全身の組織を構成する細胞と細胞の間を満たす液を表します。
  • 90%は水であり、その中にタンパク質、無機質、糖等が含まれている成分を表します。

西洋医学と東洋医学との違い

西洋医学と東洋医学では、主眼に置いた理念や、病気や健康などに対する考え方が異なります。西洋医学(病気を治す医学)では、細胞や組織、臓器ごとの部分的な異常を診断して病気の原因を探り、その原因を薬や手術等で取り除くことによって病気を治します。

表一方、東洋医学(病気を防ぐ医学)では、全身のバランスに乱れがあった時に病気が起こるという考えのもと、全身の状態を総合的に観察し、そのバランスを整えるための治療法を選択します。東洋医学の起源は古く数千年前に遡ると言われており、西洋医学が主流の現代においても、人々の健康に大きく寄与しています。表

リンパマッサージと
経絡リンパマッサージの違い

リンパマッサージは西洋医学をもとにしているマッサージ法で、浄化と免疫により、老廃物や病原菌、ウィルスの除去等の効果があります。一方、経絡リンパマッサージは、このリンパマッサージの効果に、東洋医学の概念である経絡への効果を組み合わせたマッサージ法です。つまり、体表と臓腑を結ぶ道である経絡を直接刺激し、同時に、リンパの流れに合わせてマッサージすることにより、不調の原因となっている部分に対して、直接的な処置を施すことができます。

図

マッサージの効果

マッサージは手指を用いて、押す、もむ、さする、叩く等の手技で体に刺激を与えます。その刺激の強さにより、体が本来備わる機能に対して働きかけます。マッサージは、血液、リンパ液の好循環により新陳代謝が良くなり、筋肉の緊張緩和にも効果があります。また、神経機能や循環機能には自律神経を介して、各内臓器官の機能を調節する効果があります。不調のない人にとっても健康をより高め維持する効果があります。以下のリンクは、教科書執筆小委員会「あん摩マッサージ指圧理論」株式会社医道の日本社(2002年3月15日改定新版第14刷)よりの引用です。

マッサージの適応症と禁忌症について

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